「日本人がアドレナリンを注入した」 “救世主”大迫勇也、2ゴール1アシストを海外絶賛
大迫が最終戦で大活躍。勝利のブレーメンが自動降格を回避して残留プレーオフへ
ブレーメンは現地時間27日、ブンデスリーガ最終節でケルンと対戦し、6-1の快勝を収めた。日本代表FW大迫勇也は2ゴール1アシストをマークし、チームは土壇場で自動降格を回避するとともに、残留プレーオフ進出が決まった。海外メディアは「日本人が釘を打ち込み、チームにアドレナリンを注入した」と称賛している。
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勝ち点「28」で17位に沈むブレーメンは、引き分けでも自動降格が決定する絶体絶命の状況で最終戦を迎えたなか、日本のエースが圧巻のパフォーマンスを披露する。前半22分、ゴール前に構えていた大迫がMFマキシミリアン・エッゲシュタインのシュート性の鋭い縦パスを巧みに足元に収め、右足でゴール右上を射抜いて先制点を奪った。
さらに前半27分にFWミロト・ラシカの追加点をアシスト。チームは勢いに乗って怒涛のゴールラッシュを見せると、4-0で迎えた後半13分、大迫が右サイドのクロスを右足のダイレクトシュートでゴールに叩き込み、2得点目をマークした。ブレーメンは6発の圧勝を収め、同時間に16位デュッセルドルフがウニオン・ベルリンに0-2で敗れたため、最終節で自動降格を回避した。
チームを救う殊勲の活躍を披露した大迫に対し、海外メディアも賛辞を送っている。アイルランドメディア「The 42」は「日本のストライカー、大迫勇也がプレーオフの権利を掴んだ」と取り上げ、スペイン紙「AS」は「日本人が釘を打ち込み、チームにアドレナリンを注入した」とクローズアップしている。
大迫は最後の4試合で4ゴールと本領を発揮したなか、ブンデスリーガ公式サイトも「過去4試合で4ゴールを挙げた大迫が、今季ゴール数を自己最多記録の8に更新した。これは、ケルンでプレーしていた2016-17シーズンの7ゴールを上回る」と言及。ドイツに渡ってから自己最多となるシーズン8ゴールを称えている。
大迫の活躍もありブレーメンは16位浮上で自動降格を回避。7月2日と6日に昇格・降格プレーオフが行われるなか、日本人アタッカーが再びチームを救う働きを見せるだろうか。