怪物ロナウドが古巣インテルの3戦ぶり勝利に大興奮 「僕が幸運を運んできた」
イタリアで過ごした最高の時間
日本代表DF長友佑都が所属するインテルは20日、本拠地サンプドリア戦で3-1の勝利を収めた。そして、この日のサンシーロには、クラブのレジェンドの姿があった。元ブラジル代表FWで、日韓ワールドカップで優勝と得点王を獲得したロナウド氏が観戦に訪れていた。古巣の勝利を見届けたかつての世界最高のストライカーは、インテルの公式チャンネル「インテル・チャンネル」のインタビューに上機嫌で応じている。
「ここは今でも僕の家なんだ。仮に、ちょっとばかりのサポーターの指笛があったとしてもね。そしてそれも、理解できるものだ」
2000年前後のインテルで猛威を振るったストライカーは、その爆発的なスピードと得点力で「フェノーメノ(怪物)」の異名を取った。特に、移籍初年度となった1997-98シーズンは最後までユベントスと優勝を争った。大一番となった4月の直接対決では、ロナウドの突破をユベントスDFマルク・ユリアーノがペナルティーエリア内で堪らずに体当たりを仕掛けてストップしたが、判定はノーファウル。結果的にその試合を落としたことでユベントスに優勝をさらわれ、悲劇の象徴となった。しかし、リーグ32試合で25得点を挙げ、世界に強烈な印象を残している。
「インテルにいた期間は、僕にとっても最も重要な時期だった。そのころのイタリアのリーグは、世界で最高のディフェンスがそろっていて、FWにとっては最も難しいリーグだったんだ。そう、その困難に立ち向かった過酷な挑戦だったね。だけど、イタリアで僕は最高の時間を過ごしたよ」
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