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本田とイブラの来季共闘が消滅 ミラン会長が争奪戦からの撤退を表明
移籍金ゼロで獲得できるチャンスだが…
ベルルスコーニ会長はミランの親会社の株式48%をタイ富豪に約630億円で売却する契約で合意に達していたが、タイ人側に正式契約の期日を6度ドタキャンされていた。タイマネーを当て込んで、今季開幕前に100億円の補強費を費やしたミランは、UEFAチャンピオンズリーグ出場を至上命題としてシニシャ・ミハイロビッチ監督に厳命する一方、1月の移籍市場で補強できず、人件費削減のために選手の放出に躍起になった。
34歳にして圧倒的なパフォーマンスを示すイブラ在籍時の2010年シーズンを最後にスクデットから遠ざかっているミラン。カリスマ復帰こそがリーグ優勝への特効薬となり、復調した日本代表FW本田圭佑と来季同じピッチに立つシーンも実現したかもしれないが、ベルルスコーニ会長は移籍金ゼロで獲得できる千載一遇のチャンスながら、資金難からギブアップ宣言に至った。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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