大久保欠場のJ2東京V、後半ATのPK弾で黒星回避 ゴラッソ炸裂の町田は今季初勝利逃す
J2リーグが約4カ月ぶりに再開 MF平戸の豪快ミドルで町田が先制も東京VがPKで追いつく
J2リーグは27日、新型コロナウイルスによる約4カ月の中断期間を経て再開され、味の素スタジアムでは東京ヴェルディとFC町田ゼルビアによるダービーマッチ“東京クラシック”が開催された。試合は前半3分に町田が先制するも、試合終了間際に東京VがPKを決めて追いつき、1-1の引き分けで終わった。
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無観客の“リモートマッチ”となった一戦。今季東京Vに加入した注目の元日本代表FW大久保嘉人がメンバー外となるなか、先手を奪ったのはアウェーの町田だった。開始3分、敵陣左サイドでボールを受けたMF平戸太貴はペナルティーエリア手前、左45度から右足を一閃。美しい軌道を描いた一撃が逆サイドネットに突き刺さるゴラッソで、町田が1-0と先制した。
出端を挫かれた東京Vだが、その後は試合の主導権を握っていく。前半22分にはMF井上潮音が強烈なミドルシュートを放ったが、これは町田GK秋元陽太がセーブ。その後もサイドに起点を作り攻め込むが、得点を奪えないまま前半を終えた。
後半立ち上がりも東京Vが押し気味にゲームを進め、同6分には右サイドを突破したFW山下諒也のクロスをファーサイドにフリーで飛び込んだMF端戸仁が左足で合わせるが、シュートは枠を外れてしまう。その後も1点を追う東京Vがボールを保持し、町田がカウンターを狙う展開。同32分には左サイドからペナルティーエリア内に侵入したDF奈良輪雄太が右足でシュートを狙うも、再び町田GK秋元が立ちはだかり、どうしても1点が奪えない。
その後も攻撃的な選手を投入してゴールをこじ開けようとする東京V。そして後半アディショナルタイム、山下がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。これをMF藤本寛也が冷静に決め、土壇場で1-1に追いついた。試合はこのまま終了。再開初戦の“東京クラシック”は、今季初勝利を狙った両者とも痛み分けとなった。