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ベニテスのレアル会長批判が大問題に 解任時の契約違反で億単位の罰金も
勇み足で監督人生の窮地に
しかしこの恨み節が、ベニテス氏にとっては大きなリスクとなるかもしれない。記事によると、クラブとベニテス氏の間には「レアルから解任された場合、クラブの内情について決して口外しないことを順守する」という条項が存在していた。この有効期間は指揮官を解任された1月4日からシーズン終了の6月30日までの期間となっており、これを破った場合は、数百万ユーロの罰金を払わなければならないという。
スペインのメガクラブとして君臨するレアルらしい条項だが、決してベニテスだけに適用されたものではないようだ。過去にもジョゼ・モウリーニョ氏、カルロ・アンチェロッティ氏、マヌエル・ペジェグリーニ氏を監督として雇っていた際も、この条項は一定期間設けられていたという。
この条項は言わばメガクラブなりのメディア対策の一環だが、今回のベニテス氏は勇み足で批判を繰り広げた結果、解任後も“白い巨人”で絶対的な力を持つペレス会長の逆鱗に触れた形になる。意気揚々とレアルの指揮官に就任してわずか1年足らずで、監督人生の窮地に立たされることになるとは想像もしていなかったかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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