シティMFデ・ブライネ、“至高のFK”を英称賛 壁越えて急降下…GKは「ノーチャンス」
チェルシー戦で一時は同点とするゴールを決め、今季10得点目を記録
マンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが、現地時間25日のプレミアリーグ第31節チェルシー戦(2-1)で一時同点とする直接FK弾を決めた。インサイドキックで押し出されるようにして放たれたシュートは壁の上を超え、縦に鋭く落ちてゴールを強襲。GKにとってノーチャンスの、“至高”の一撃が決まった。
リバプールを追いかけていたプレミア2位のマンチェスター・シティは敵地でチェルシーと対戦。引き分け以下だとリバプールのリーグ優勝が決まる状況で試合を迎えた。
そのなかで、前半36分にアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチに先制ゴールを許して迎えた後半10分だった。シティはゴール正面約25mの位置でFKを獲得。ここでキッカーのデ・ブライネが迷わず右足を振り抜くと、ボールはチェルシー選手の作った壁の上を超え、ゴール左隅に吸い込まれた。
ボールは縦方向に鋭く落ち、スピードが落ちることなくGKケパ・アリサバラガの手が届かないコースに決まった。このデ・ブライネの抜群のシュート技術は英国メディアでも賞賛の対象となっている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」は選手採点でデ・ブライネにシティで単独トップとなる8点(10点満点)を与えたうえで「至高のFKを決めた」と記した。
また、英衛星放送「BTスポーツ」公式ツイッターは「デ・ブライネの驚くべきゴール。ケパはノーチャンスだった」とし、名手ケパを無力化したゴールの衝撃を伝えている。これでプレミアリーグでは10得点16アシスト。得点、アシスト共に二桁到達は今季リーグ内ではただ1人の快挙となった。
シティはその後に勝ち越しを許して1-2で敗戦。リバプールの優勝が決まり、スーパーゴールも霞んでしまう結果になったとはいえ、デ・ブライネが改めてその実力を示した。