「完全無欠のロケット」 リバプールMFの“28mミドル弾”に英注目「まるで追尾ミサイル」
リバプールがクリスタル・パレスに4-0圧勝 ファビーニョが叩き込んだ強烈ミドル弾に称賛
リバプールは現地時間24日、プレミアリーグ第31節でクリスタル・パレスと対戦し、4-0の快勝を収めた。この勝利で30年ぶりのリーグ制覇に王手をかけたが、英メディアはブラジル代表MFファビーニョが後半10分に叩き込んだ強烈ミドル弾に注目し、「完全無欠のロケット弾」と取り上げている。
今季首位を独走するリバプールは、リーグ再開初戦となったエバートン戦をスコアレスドローで引き分けるも、クリスタル・パレス戦ではエジプト代表FWモハメド・サラーとスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンが復帰し、ベストメンバーをピッチに送り出した。
前半23分、ペナルティーエリア手前でFKを獲得すると、キッカーを務めたイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが完璧な軌道でゴール右に叩き込み、先制に成功する。同44分にはサラーが絶妙な飛び出しから左足を振り抜いて追加点を奪い、2点のリードで前半を折り返した。
そして後半10分、ファビーニョが度肝を抜く一撃を叩き込む。左サイドから横パスを受けてボールを前に置くと、28メートルの距離から右足を一閃。矢のように放たれた弾丸シュートがゴール右隅に突き刺さった。
その後もセネガル代表FWサディオ・マネがカウンターからネットを揺らし、4発の圧勝を収めたなか、英メディア「GIVE ME SPORT」はファビーニョの強烈ミドル弾に注目。「ファビーニョが完全無欠のロケット弾で得点」と見出しを打って取り上げている。
記事では「もしアンフィールドに観客がいれば、ファビーニョが30ヤード(約28m)の一撃を打ち込んだ際、どよめきが起きたことだろう」と綴り、「ボールはまるで熱線追尾ミサイルのようにゴールへ向かい、曲がらず、落ちず、純粋な威力で(相手GK)ウェイン・ヘネシーは触れることすらできなかった」と説明している。
ファビーニョは第12節のマンチェスター・シティ戦でも、クリスタル・パレス戦と同じような位置から右足のミドル弾を叩き込んでおり、3-1の勝利に貢献していた。ファビーニョは加入以降、中盤のアンカーとして守備の要となっているが、強力な武器も備えていることを証明してみせている。