Jリーグが今季の順位決定方法の変更を発表 「同じ試合数で終えられない可能性」を考慮

Jリーグが今シーズンの順位決定方法の変更を発表(写真はイメージです)【写真:石倉愛子】
Jリーグが今シーズンの順位決定方法の変更を発表(写真はイメージです)【写真:石倉愛子】

コロナ禍の状況で公平性を協議 「得失点差」の次に「該当クラブ間の成績」を重視

 Jリーグは23日、理事会を開催し2020シーズンの順位決定方法を変更することを発表した。

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 新型コロナウイルスの影響で、Jリーグは2月にJ1、J2の開幕節を迎えたあと、中断が決定。その後、4月25日にJ3、5月2日にJ2、5月9日にJ1が再開予定だったが、4月3日に白紙に戻すことで合意した。その後、政府から緊急事態宣言が出されたため、再開時期は未定のままだったが、同宣言が解除され、リーグ戦は6月27日にJ2とJ3から、J1は7月4日からリスタートすることが決定した。

 新日程もすでに決まっているなかで、今回の理事会後には2020シーズンの順位決定方法変更を発表。従来の方式では勝ち点が並んだ場合、1.全試合の得失点差、2.全試合の総得点数、3.該当するJクラブ間の対戦成績(イ:勝点、ロ:得失点差、ハ:総得点数)、4.全試合の反則ポイント、5.抽選の順で優劣を決めていたが、変更後は得失点差のあと、該当するJクラブ間の対戦成績(※ただし、ホーム&アウェーの 2 試合を実施済みの場合のみ)、全試合の勝利数、全試合の総得点数、全試合の反則ポイント、抽選の順に変更されている。

 この変更について、村井満チェアマンは「今回の場合は、全チームが同じ試合数で終えられない可能性がある。そうしたなかで順位を決めていくと、試合数に得点が比例してしまう可能性があるので、そこの要素をなるべく軽減する配慮があった」と説明。Jリーグは今季のリーグ戦の公平性などを協議し、各リーグとも全試合数の75%以上、各クラブが50%以上の試合を消化することを大会成立の条件としているが、その部分に焦点を当てたための措置だとしている。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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