今季CLで躍進のアタランタ、クロアチア代表MFを完全移籍で獲得 18億円で買い取り
期限付き移籍を繰り返したMFマリオ・パサリッチ、在籍2年目のアタランタへ完全移籍
クロアチア代表MFマリオ・パサリッチが、実に6シーズンに及ぶイングランド・プレミアリーグのチェルシーから期限付き移籍を繰り返すキャリアを終え、現所属のイタリア・セリエAのアタランタへの完全移籍が決定した。英紙「イブニング・スタンダード」などが報じている。
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パサリッチは母国のハイデュク・スプリトから2014年夏にチェルシーへ加入したが、そのシーズンにそのままスペインのエルチェへ期限付き移籍。以降、フランス1部モナコ、セリエAのACミラン、ロシアのスパルタク・モスクワへと期限付き移籍で渡り歩き、18年夏からはアタランタへ期限付きで加入し、今季は2シーズン目になっていた。
そして今回、パサリッチについてアタランタが1500万ユーロ(約18億円)とされる買い取りオプションの行使を決定。晴れて、来季からアタランタへの完全移籍が決定した。
6シーズンにわたって保有権を持ちながら、チェルシーのユニフォームで一度も公式戦を戦ったことがないパサリッチについて、同クラブは公式サイトで「マリオのこれまでの貢献に感謝し、今後の幸運を祈る」と、定型文でありながらキャリアの成功を祈る言葉を発している。
いずれにせよ、今季のUEFAチャンピオンズリーグで準々決勝進出を果たすなど、セリエAの中でも注目を集めるに値する存在となっているアタランタで存在感を発揮しているパサリッチにとっては、残りのシーズンをより集中して戦うことができる決断になったと言えそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)