ボローニャ冨安、C・ロナウドと初対戦 0-2完敗も…伊メディアは及第点「ナイストライ」
王者ユベントスとの対戦に右SBとしてフル出場、ロナウドと一進一退で渡り合う
ボローニャの日本代表DF冨安健洋は、イタリア・セリエAの再開初戦で王者ユベントスとの対戦にフル出場し、チームは0-2で敗れたもののポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとマッチアップした試合のプレーでは及第点の評価を得た。
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セリエAは3月中旬に新型コロナウイルスの感染拡大により中断。先週末から再開されたなかで、ボローニャにとっての初戦がユベントス戦になった。リーグ戦に先立って再開されたコッパ・イタリアで2試合をすでに消化しているユベントスとはゲーム勘の差が否めない対戦だった。
そのゲームは前半にロナウドがPKを決めると、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラもゴール正面から強烈なミドルシュートでゴール。後半に入ってボローニャも攻撃に出る場面を少し増やしたものの、完敗ともいえる内容での0-2だった。
一方で、右サイドバックとしてロナウドと対峙する場面も多かった冨安は、背後からプレッシャーをかけてノーファウルでボールを奪い取る場面もあれば、止まった状態の1対1からキックフェイントで外されてシュートやクロスを許す場面もあり、一進一退で渡り合った。その姿はイタリアメディアでもまずまずの評価を下された。
サッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は冨安を4バックの中では唯一の及第点となる「6点」と採点し「おそらくボローニャの最終ラインで最も良いプレーを見せた選手。よく走ってチームメートをよく助けた。ナイストライだったと言える」と、評価した。
またサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」では、敗戦チームの最終ラインにもかかわらずチーム単独トップとなる「6.5点」の評価。そして「CR7(ロナウド)とのマッチアップはうまくやり繰りするくらいしかできないもの。その相手の能力を考えれば、非常にうまくやったと言える」として、ロナウドとのマッチアップでのプレーを評価した。
再開初戦は王者を相手に完敗となったボローニャだが、リーグ前半戦での対戦を負傷欠場していた冨安にとってはロナウドとの初のマッチアップは貴重な経験となったと同時に、まずまずの評価を得たことがキャリアの上でも大きなポイントになると言えそうだ。