なでしこMF長谷川唯、W杯招致断念に胸中明かす 「やりたかったなという気持ちはすごくある」
JFAが23年女子W杯の招致撤退を発表、自国開催の可能性が消滅
日本サッカー協会(JFA)は22日、臨時理事会を開催。開催国として立候補している2023年のFIFA女子ワールドカップ(W杯)の招致撤退を発表した。自国開催の可能性が消滅したことについて、なでしこジャパン(日本女子代表)MF長谷川唯(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)は「やりたかったなという気持ちはすごくあります」と胸の内を明かしている。
長谷川は22日、「インハイ.tv」と全国高体連が「明日へのエールプロジェクト」の一環として展開する「オンラインエール授業」に登場。全国の高校生と語り合う時間を過ごした後、オンラインでの囲み取材に応じた。
23年のW杯招致撤退のニュースについて問われた長谷川は、「自分は日本でのU-20W杯(2012年)を見ていて、自国開催はすごいなと感じていました。あまり女子サッカーに興味のなかった人も巻き込んで盛り上がっていたのを見ました」と、自身の経験から自国開催の意義に言及。そのうえで、現在の率直な思いを明かしている。
「オリンピックと違って、サッカーだけの大会が日本で行われることはすごく影響があると知っていたので、日本でやりたかった気持ちもあります。今までお世話になった方々にも直接見てもらえる機会だったので、やりたかったなという気持ちはすごくあります」
大きな意味を持つ大会だからこそ、招致撤退には落胆もある。一方で、来年に延期された東京五輪については「今まで教わったことを出し切る大会にしたい」と前を向いた長谷川。なでしこリーグでの成長、そして五輪の舞台での躍動を期待したいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1