「完全に忘れて爆走」 マネの“ど忘れロケットスタート”に英注目「熱くなりすぎて…」
リバプールは再開初戦のエバートン戦でスコアレスドロー キックオフの瞬間が話題に
リバプールは現地時間21日、プレミアリーグ第30節でエバートンと対戦し、日本代表MF南野拓実が先発出場したが、結果は0-0のドローに終わった。試合直前に両チーム全員が片膝をつくジェスチャーを示したなか、セネガル代表FWサディオ・マネの“ど忘れロケットスタート”に英メディアが注目している。
首位を走るリバプールは再開初戦がエバートンとの“マージーサイド・ダービー”の大一番となった。エースのエジプト代表FWモハメド・サラーがコンディション不良のため、代役として南野が抜擢。移籍後初のリーグ先発を飾ったが、ハーフタイムに交代となった。試合も最後までネットを揺らせずスコアレスドローに終わっている。
そんななか、英メディアは試合直前のワンシーンに注目している。リバプールは人種差別に抗議する活動の一環として、ユニフォームのネーム部分に「Black Lives Matter」と記し、キックオフ前には両チームの選手全員が片膝をつくジェスターを示した。しかし、マネは一連の行動を完全にど忘れしていたようで、笛と同時に敵陣で走り込むロケットスタートを見せてしまう。他の選手が片膝をついたことで慌ててマネも定位置に戻り、片膝をついた。
豪快に走り出したマネの姿を同僚のギニア代表MFナビ・ケイタは呆気にとられた様子で眺めていたが、英メディア「GIVE ME SPORT」は「マネがピュアな凡ミス」と見出しを打つと、英メディア「マネは膝をつくのを完全に忘れて爆走した」と大々的に取り上げていた。
英紙「ザ・サン」も「マネはキックオフに熱くなりすぎて膝をつくのを忘れていた。過ちに気づいた後、ジョギングして自分の立ち位置に戻った」と説明している。約3ヶ月に及びリーグは中断されていたが、マネは再開への高揚感で頭がいっぱいだったのかもしれない。