村井チェアマン、「横断幕掲出禁止に反対」の浦和社長から謝罪と明かす 「ご迷惑おかけしました」
Jリーグは22日に臨時実行委員会を開催 冒頭で浦和社長から謝罪があったことを明かす
Jリーグは22日、臨時実行委員会を開き、ウェブ会見に村井満チェアマンが出席した。村井チェアマンは、16日に浦和レッズがリモートマッチ(無観客試合)での横断幕掲出が禁止されたことについて反対の意見書を出したことに対して、この日、浦和の立花洋一社長から謝罪があったことを明かした。
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Jリーグは12日に新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン最新版を発表。全国の感染状況を見て7月10日から観客を動員していき、8月1日には50%の動員を目指すなかで細かい規定が決定した。そのなかで無観客試合では、掲出時にファン・サポーターと運営の接触があったり、密になる可能性があることなどを理由に横断幕掲出は禁止となった。7月10日に予定されている有観客試合からは横断幕の掲出は認められるものの、声を出しての応援や手拍子、フラッグを回すことなどは禁止される。
そんななか、16日に浦和が横断幕掲出の禁止に対して反対の意見書を提出。これを受けて、村井チェアマンがこの日の臨時実行委員会前、原博実副理事長とともに、浦和の立花社長へ「思うところを伝えた」と説明した。
「Jリーグの中の話だが、意思決定のあり方で56クラブが全会一致で決まることはなかなかない。それぞれフィロソフィーや理念、ファン・サポーターへの思いもある。決まったことに対しては対応して欲しいと伝えてきた。横断幕の件についても議論を重ねてきた。運営会議は3回にわたって議論していた。最終、一つの結論を下したことに関して、ある意味浦和に他のクラブに対してリスペクトして欲しいという思いを伝えた」
そのなかで、新型コロナウイルスによる長期の中断、約70ページにもわたるガイドラインを遂行することなど、各クラブの運営サイドも「悲鳴に近い」ものがあるという。「ファン・サポーターの思いはありがたいし素晴らしい思い」が前提にあるものの、「2試合は再開に集中させて欲しいのが本音だったと思う」と“代弁”した。
この話を受けて、村井チェアマンは立花社長から「Jリーグの皆さんにご迷惑をおかけしました」と謝罪があったことを明かした。クラブの公式ホームページに掲載されていた反対意見の表明も、現在は削除されている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)