「私を困らせる」 ジダン監督、“レアル贔屓判定”の指摘過熱に言及「論争に入り込むことはない」

レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】

ソシエダに2-1で勝利し、バルセロナから首位を奪還

 レアル・マドリードは現地時間21日に行われたリーガ・エスパニョーラ第30節レアル・ソシエダ戦で2-1と勝利し、バルセロナから首位を奪回した。キャプテンのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスがDFとしてのリーガ最多得点を樹立するなどポジティブな面がある一方で、ここに来て指摘される審判の判定について、またジネディーヌ・ジダン監督が言及する場面があったとスペイン紙「マルカ」が伝えている。

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 ジダン監督は過密日程のなかでコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールを先発起用。そのゲームが動いたのは後半3分のことだった。ヴィニシウスがペナルティーエリア内でシュートを打とうとした際、相手マーカーの足がかかったとしてレフェリーはPKを宣告した。このチャンスをセルヒオ・ラモスが決め、自身68ゴール目をゲットした。

 そのセルヒオ・ラモスが後半15分に負傷で途中交代し、同23分にはソシエダのベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイの痛烈なミドルを突き刺されたが、クルトワの視野をふさいだMFミケル・メリノがオフサイド判定となり、ノーゴールとなりすくわれた。その2分後に元フランス代表FWカリム・ベンゼマが貴重な追加点を挙げると、ソシエダの反撃を後半38分のメリノのゴール1点にとどめ、逃げ切りに成功した。

 直接対決の結果で同勝ち点のバルセロナを上回り首位となったマドリード。しかし、この試合ではヴィニシウスのPK獲得場面、ヤヌザイのゴール取り消し、そしてベンゼマのゴールの際もハンドがあったのでは、とソシエダの選手が抗議する姿もあった。その話題について振られたジダン監督は、以下のように話している。

「ヴィニシウスに対してはPKで、カリムのゴールは正当だと言われた。それを決断する審判がいるから、論争に入り込むことはない。我々は勝利に値したことだけを考えたい。レフェリングについて話しているだけで、まるで我々がピッチで何もしていないように言われ、それは私を困らせるんだ」

 前節バレンシア戦でもVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による相手のゴール取り消しがあったが、それに対してバルサ側の元スペイン代表DFジェラール・ピケやチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが皮肉るなどの“場外戦”が起きている。ジダン監督としては、試合内容よりもそちら側にフォーカスされることは決して本意ではないことは確かだ。

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