南野が「リバプールの問題を露呈」 英紙が“起用法”に注目「3トップは任せられない」

リバプールMF南野拓実【写真:Getty Images】
リバプールMF南野拓実【写真:Getty Images】

南野はリーグ初先発も前半で交代 英雄キャラガー氏が指摘「ヴェルナーとは違い…」

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 リバプールの日本代表MF南野拓実は、現地時間21日のプレミアリーグ第30節エバートン戦(0-0)でリーグ戦初先発を飾ったが、ハーフタイムでの途中交代となった。英メディアは「南野拓実がリバプールの問題を露呈」と、リバプール英雄による南野の起用法への見解に注目している。

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 今季プレミアで首位を走るリバプールは再開初戦でいきなりエバートンとの“マージーサイド・ダービー”と大一番を迎えたが、エースのエジプト代表FWモハメド・サラーがコンディション不良のためベンチ外。南野が3トップの右ウイングに抜擢され、移籍後初のリーグ先発を飾った。

 前半9分、右寄りの相手陣地でボールを受けた南野がドリブルで運び、ペナルティーエリア外から右足を一閃。ゴール右上を狙った強烈なミドルシュートは惜しくも枠を捉えられなかった。さらに同34分、南野が激しいプレスからボールを奪うと、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンのスルーパスをセネガル代表FWサディオ・マネが落とし、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノがシュートを放つも、ネットを揺らすには至らなかった。

 献身的なハードワークを徹底していた南野だが、チーム全体が決定機に欠けていたため、ユルゲン・クロップ監督はイングランド代表MFアレックス・オックスレイド=チェンバレンを投入。南野は前半だけで途中交代となった。

 試合は最終的にスコアレスドローに終わったが、英紙「デイリー・エクスプレス」は「ヴェルナーを逃した後、南野拓実がリバプールの問題を露呈した」と見出しを打ち、リバプールのレジェンドであり、現在は解説者を務める元イングランド代表DFジェイミー・キャラガーのコメントを紹介している。

 記事では、「キャラガーによると、南野はサラーの代役に適していない。ヴェルナーとは違い、リバプールの3トップを任せるべきではないと語った」と指摘。今夏の移籍市場でリバプール加入が目前に迫るも最終的にチェルシー移籍が決定したドイツ代表FWティモ・ヴェルナーを引き合いに出し、南野に厳しい言葉を投げ掛けている。

 サラーは爆発的なスピードで相手守備陣を打開する“個の力”が最大の武器である一方、南野はライン間でボールを受けて連携を図るチームプレーヤーであることから、「南野は攻撃的な動きの面でサラーとは完全に異なる選手だった」と触れている。

 チームも南野の適所を模索している段階にあるが、少なくともキャラガーは3トップが最善ではないと認識しているようだ。

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