母国復帰の元名古屋FWジョー、本拠地まで“5時間半移動”敢行 新型コロナ感染予防へ
リオデジャネイロからサンパウロまで、440kmを車で移動することを決定
名古屋グランパスは21日、元ブラジル代表FWジョーとの契約を解除したことをクラブ公式HPで発表した。一方、ブラジルのコリンチャンスは17日、ジョーと2023年12月までの契約を結んだことを発表していた。衛星放送「FOXスポーツ」ブラジル版では、ジョーがコリンチャンスの本拠地であるサンパウロへ、リオデジャネイロから車で移動すると報じている。
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名古屋は「正当な理由によりジョー選手(Joao Alves de Assis Silva)との契約を解除したことをお知らせします。なお、この件につきましては現在FIFA Dispute Resolution Chamber(FIFA紛争解決室)に委ねています」と声明を発表しているが、ジョーのコリンチャンス復帰への準備は進められているようだ。
「FOXスポーツ」によると、現在リオデジャネイロに滞在しているジョーは、新型コロナウイルス感染予防のため、コリンチャンスの本拠地であるサンパウロに車で移動するという。サンパウロ州のクラブは7月1日まで活動の再開が禁じられているため、ジョーの合流はそれ以降となる。
リオデジャネイロからコリンチャンスの練習場までは440kmの距離があり、通常であれば車ではなく、飛行機で移動することになる。飛行機で移動すれば1時間ほどで済むが、ジョーの一行は新型コロナウイルスへの感染リスクを避けるために、平均5時間25分という車での移動を決めたようだ。
現在33歳のジョーは、コリンチャンスで77番を着けることになる。名古屋に加入した2018年には37試合で25得点を挙げる活躍を見せ、Jリーグのベストイレブンにも選出されたジョー。昨年12月以降は公式戦から離れているが、母国に戻ってコリンチャンスを勝利に導けるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)