“筋肉男”トラオレ、3人手玉の無双ドリブルに反響 「トラクター」「反則レベル」

ウォルバーハンプトンFWアダマ・トラオレ【写真:Getty Images】
ウォルバーハンプトンFWアダマ・トラオレ【写真:Getty Images】

練習のミニゲームで激しいチャージを受けながらバランスさえ崩さない圧巻のキープ力

 ウォルバーハンプトンの元U-21スペイン代表FWアダマ・トラオレはプレミアリーグでの活躍が光り、古巣バルセロナやマンチェスター・シティ、リバプールなどのビッグクラブからの関心が噂されるなど今季ブレイクした。強靭な肉体と圧倒的なスピードを武器とする男が練習で披露した“無双ドリブル”が話題を呼んでいる。

 マリ出身の両親を持つバルセロナ生まれのトラオレは、8歳でバルサの下部組織に入団。2013年にトップチームデビューを果たすなど、将来を嘱望されたタレントの1人だ。15年にアストン・ビラへ移籍すると、16年にはミドルスブラ、18年にウォルバーハンプトンとイングランドのクラブを渡り歩いてきた。

今季はリーグ戦29試合に出場して4ゴールを記録。昨年11月にはスペイン代表に初招集された(負傷で最終的に辞退)。身長178センチと平均的なサイズながら、過去には米NFL(プロアメリカンフットボールリーグ)からオファーがあったほどの強靭な肉体がセールスポイントのアスレティック系フットボーラーだ。

 米スポーツ専門テレビ局「ESPN」のサッカー番組「ESPN FC」公式ツイッターは、ウォルバーハンプトンの練習シーンでの一幕を紹介した。「アダマ・トラオレが練習でアンストッパブル」とひと言添えられたミニゲームの映像では、鋭い切り返しでプレッシャーをかわすと、反転しながらボールの間に体を入れてキープ。背後からシャツを引っ張られ、チャージを受けてもバランスを崩さず、何事もなかったかのように味方にパスを通した。3人を手玉に取ったドリブルには、ファンも脱帽せざるを得なかったようだ。

「彼は反則レベル。過小評価されている」
「アダマ・トラクター」
「彼はビーストだ」
「もう言葉は必要ない。アメージングだ」

 4クラブを渡り歩いているが、トラオレはまだ24歳。さらにプレーヤーとして進化していきそうだ。

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