ジダン監督、”レアル贔屓”の判定説を否定 「レフェリーは我々の肩を持っていない」
レアルの前節でVARの末にバレンシアのゴールが取り消された件でビダルやピケが反応
レアル・マドリードは現地時間21日、リーガ・エスパニョーラ第30節レアル・ソシエダ戦に臨む。すでに行われた首位バルセロナがセビージャ相手にスコアレスドローに終わったこともあり、勝利すれば首位浮上となる状況のなか、バルサDFジェラール・ピケが口にした発言に、ジネディーヌ・ジダン監督が反応する一幕が起きている。
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バルサは19日に行なわれた一戦で0-0のドローに終わった後、ピケが「もうリーガ優勝は難しいと僕は思っている。できる限りのことはするけど、レアル・マドリードが勝ち点を落とす可能性は低いよ」と発言。レアルに対して波紋を広げる発言が多いピケにしては“弱気”に映るものだったが、ここには裏の意味があったのでは、とされている。
それは、レアルの第29節バレンシア戦(3-0)で起きた一つの場面だ。前半21分にバレンシアのFWロドリゴが先制ゴールを決めたかに見えたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が発動。MFカルロス・ソレールのパスがFWマキシ・ゴメスに当たってロドリゴに渡った際、マキシ・ゴメスがオフサイドポジションだとしてゴールが取り消されたものの、非常に微妙なラインだった。
この件について、バルサのチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが自身のインスタグラムで言及するなど、審判が有利な判定をしているのでは――という言い分だが、スペイン紙「マルカ」によるとジダン監督はこのようにいなしたという。
「私が言わなければならないことは、我々が次の試合について考え抜いているということ。なぜなら今、我々にとって重要なのはその試合だからだ。多くの人のように文句を言うこともできるが、指導者としては一つの悪いことを言及しても何も変わらない。レフェリーは我々の肩を持っていない。それだけだ」
リーガにおいて“レアル贔屓の判定説”はバルサなど他クラブからからたびたび出るところだが、雑音は気にせず戦うのみ。ジダン監督はその姿勢を貫いている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)