左SBで先発出場の長谷部が辛口自己採点 「無難なプレーに終わったかな」

独地元紙も辛口採点

 また、左サイドでは、利き足ではない左足でのクロスが多くなるという点については「(監督から)それは求められていないと思います」と一言。「右足でセンタリングを上げるほうが可能性はあったと思いますけど。右から攻める形の方がチームとして多 かった気がしますね」と、自身の役割と、チームの戦いぶりを冷静に見つめていた。

 前後半通じてシュートも2本放ったが、いずれも枠外だった。「ああいうのが枠に行くか、行かないかというのは、大きな差だと思いますね」と、反省も口にした。ヴォルフスブルク時代には交代枠を使いきった状態でGKが退場した際、緊急GKとしてゴールマウスを守った経験もある。突然の左サイド起用には若干の戸惑いも見せていた。独地元紙「ビルト」の採点(1が最高、6が最低)では4点と、平均を下回る評価を下された。

 引き分けで勝ち点1を積み上げたフランクフルトは暫定14位に浮上したが、降格プレーオフ出場圏の16位ブレーメンとはわずかに勝ち点2差。今週末の試合でブレーメン、15位のアウクスブルク が勝利すれば、一気に立場が逆転する。本職でないポジションで奮闘する長谷部の活躍が、チームの結果に結びつくのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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