ロシアでまさかの珍事! 10失点大敗の17歳GK、セーブ数でリーグ新記録を樹立
ロストフGKポポフ、1-10大敗の一戦でPKストップを含む15回セーブで記録更新
ロシア・プレミアリーグ(1部)のロストフはファーストチームから6人の新型コロナウイルス感染者が出たため、約3カ月ぶりに再開を迎えた19日のソチ戦にはユースチームの選手で戦うことを余儀なくされた。試合は1-10で大敗したが、17歳のGKデニス・ポポフは10失点にもかかわらず、リーグ新記録を樹立する珍事が発生した。
新型コロナウイルスのパンデミックにより、ロシアリーグも3月中旬から延期されていたが、19日に再開を迎えた。リーグ戦4位のロストフはソチとの対戦を迎えたが、直前にファーストチームの選手6人の感染が確認され、スタッフも含め全員が検疫措置を余儀なくされ、試合には18歳以下の選手のみで構成されたユースチームを送り込んだ。
ロストフは試合開始わずか1分で先制してリードを奪ったが、やはり10代選手のみのチームでは歯が立たず。同7分にオウンゴール献上すると前半だけで4失点。後半さらに6点を奪われ、結果は1-10と大敗した。ロシア・プレミアリーグで二桁得点が決まったのは史上初だという。
しかし、敗れたロストフも側も思わぬ形でリーグ記録を打ち立てている。
クラブが発表した声明によると、スタメン起用された17歳のGKポポフは防戦一方のなかでPKストップ1本を含む計15回のセーブを記録。これがロシア・プレミアリーグの新記録だという。ソチにハットトリックを決めた選手もいたなかで、ポポフはこの試合のマン・オブ・ザ・マッチにも選出された。思わぬ形でトップチームでの出番を手にした17歳がリーグの歴史に名を刻んだ。
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