ミラン副会長が経営危機を暴露! 爆買い中国への“身売り”検討認める

ベルルスコーニ支配のテレビ業界不振が痛手に

 ACミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長の実弟で副会長のパオロ氏が、クラブの経営危機の理由と、現在は欧州の移籍市場で有名選手を次々と獲得する中国からの“爆買い”待ちだと説明した。クラブの公式番組「ミランチャンネル」で語った。

 パオロ氏は言う。

「シルビオの帝国はほとんどテレビ業界の上に成り立っている。この部門の危機的状況が自然とミランにダメージを与えている。この問題により、あまり悩むことなくミラン売却の検討を余儀なくさせている。彼はミランを成長させるためには、かつての高みに戻すためには新たな資本を注入し、クラブの栄光に寄与 するパートナーを探す必要がある」

 ミラン買収後、30周年記念を迎えた名物オーナーはイタリア元首相として有名だが、本来はメディア王。テレビネットワーク「メディアセットグループ」の総帥である。不景気でスポンサー収入の悪化の一途をたどるテレビ業界の収益低下が、ミランの経営状態の悪化に直結しているという。

 

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