蛮行退場で「着実に印象が悪化」 日韓“至宝”の明暗を海外指摘「久保とは対照的に…」
バレンシアMFイ・ガンイン、レアルDFラモスを背後から3度蹴り一発退場
バレンシアの韓国代表MFイ・ガンインは現地時間18日、リーガ・エスパニョーラ第29節のレアル・マドリード戦(0-3)に途中出場するも、試合終了間際にスペイン代表DFセルヒオ・ラモスを背後から蹴り倒し、一発退場となった。その行為に批判が集まるなか、海外メディアはマジョルカの日本代表MF久保建英との“明暗”を指摘している。
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19歳のイ・ガンインは、次代のアジアサッカーを背負うスター候補の1人として期待を寄せられている存在だ。2011年からバレンシアの下部組織に在籍し、18年にトップチームでデビューを果たした。また、同じ2001年生まれで同じ左利きの久保とは、日韓の至宝として国内外のメディアで比較論が行われてきた。
今季レアル・マドリードから期限付き移籍したマジョルカで、主力として確固たる地位を築き始めている久保に対し、イ・ガンインはバレンシアで出場機会を減らしている。そしてレアル戦では、韓国人アタッカーが思うような時期を過ごすことができていないことを象徴するような出来事が起きた。
後半31分から途中投入されたイ・ガンインだが、0-3で迎えた同44分、ハーフウェーライン付近でパスを受けたレアルDFラモスに対して後方からタックルするも、体を入れられたためびくともせず、ボールをキープされてしまう。なんとかボール奪取を試みようとするイ・ガンインは、右足、左足で交互に蹴りを入れると、再び左足でキック。これがラモスの足を払うような形となり、転倒したレアル主将が怒りを露わにして詰め寄ると、主審は迷わずレッドカードを提示した。
イ・ガンインの蛮行は海外メディアでも波紋を呼んでいるが、ベトナムメディアは久保との“明暗”に触れている。ベトナムメディア「VN EXPRESS」は「マジョルカで活躍する久保建英とは対照的に、イ・ガンインはリーガで着実に印象が悪化している」と糾弾すると、同じくベトナムメディア「24h」は、久保について「非常に印象的なパフォーマンスを披露している」としながら、イ・ガンインについては「イメージを悪くさせている」と指摘。次代のアジアを背負うエース同士だが、今季はポジティブな印象とネガティブな印象に分かれているようだ。