「丁重にソーシャルディスタンスを維持」 ユナイテッドDF、失点招いた“対応ミス”を英紙指摘
DFマグワイアが露呈したスピード欠如「ロッカールームに戻るまで10分はかかる」
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間19日、プレミアリーグ第30節でトッテナムと対戦し、1-1と引き分けた。試合終盤にPKで追いつき勝ち点1を持ち帰ったが、先制点を許した場面でイングランド代表DFハリー・マグワイアが見せた“ソーシャルディスタンス”な対応ミスに英メディアが注目している。
ユナイテッドはリーグ再開初戦でトッテナムとの“ビッグ6対決”を迎えた。中断前は公式戦11試合無敗と好調を維持していたユナイテッドだが、前半27分に先制点を与えてしまう。ハーフウェーライン付近でボールを拾った相手FWステーフェン・ベルフワインがトップスピードでドリブルを敢行。マグワイアがマッチアップした。
しかし、ベルフワインと距離を保ちつつ対応したものの、対応を誤って一気に振り切られ、ペナルティーエリアへの侵入を許すと、そのまま右足を振り抜かれ被弾した。この失点を受け、英紙「デイリー・メール」は「マグワイアは丁重に2メートルのソーシャルディスタンスを維持」と見出しを打って注目している。
記事では、十分な距離感を保っていたにもかかわらず、あまりにもあっさりと突破を許したことでネット上では嘲笑の的となっていると指摘。「マグワイアがハーフタイムでロッカールームに戻るまで10分はかかるはずだ」とスピードの欠如を皮肉っていた。ユナイテッドがトップ4フィニッシュを目指すうえで、守備面の改善は課題となりそうだ。
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