「目に見えて怒っていた」 メッシ、“激昂の突き飛ばし”に現地騒然「最も物議を醸した瞬間」
バルセロナはセビージャとスコアレスドローの痛み分け メッシの突き飛ばしに波紋
バルセロナは現地時間19日、リーガ・エスパニョーラ第30節でセビージャと対戦し、0-0と引き分けた。上位対決は痛み分けに終わったが、試合中にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが激昂し、相手選手を突き飛ばした場面に現地メディアは「目に見えて怒っていた」と注目を寄せている。
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3位セビージャとの上位対決は一進一退の攻防になるも、両チームとも最後までネットを揺らすことができず、スコアレスドローの痛み分けに終わった。メッシはセビージャにFKの対策を施されるなど、徹底的なマークに苦しみ、再開後の3試合連続ゴールとはならなかった。
一方、前半アディショナルタイムに珍しい場面が生まれた。ウルグアイ代表FWルイス・スアレスとのワンツーで中央突破を図った際、相手DFジエゴ・カルロスがスライディングタックルを敢行し、クリアされるも、その前にスアレスが倒されたことでファウルを獲得。しかし、事件はその直後に起きた。
メッシはタックルされた際に足裏で右足を削られたことで、プレーが止まった途端に鬼の形相でカルロスに詰め寄り、両手で突き飛ばした。それを機に両チーム入り乱れるいざこざとなったが、カルロスがやや誇張気味な倒れ方をしたこともあり、メッシにはイエローカードも提示されず、“お咎めなし”となっている。
スペインラジオ局「カデナ・セール」は「メッシは大きな論争の主人公になった」と取り上げると、スペインメディア「エル・デスマルケ」も「最も物議を醸した瞬間」と指摘し、メッシにイエローカードが提示されなかったことにも疑問を投げかけていた。スペイン紙「マルカ」は「メッシは目に見えて怒っていた」と怒りを露わにしていた状況を説明している。
メッシは好調を維持していただけに、セビージャ守備陣の執拗なマークに苛立ちを抑えられなかったのかもしれない。最終的にバルセロナはスコアを動かすことができず、同節にレアル・ソシエダ戦を控えているレアル・マドリードが勝利を収めた場合、順位が入れ替わることになる。