マンU指揮官が止まらぬケガ人に嘆き節 「これは、もうマーフィーの法則だ」

止まらぬ負の連鎖

 マンチェスター・ユナイテッドは18日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦ミッティラン(デンマーク)との敵地第1戦で1-2の逆転負けを喫した。ルイス・ファン・ハール監督は、この失態の原因を“マーフィーの法則”にあると発言し、波紋を広げていると、英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

 マンUは、前半にオランダ代表FWメンフィス・デパイが先制点を挙げながらもミスから同点を許し、後半32分には相手FWオヌアチュにミドルシュートをたたき込まれて逆転負けを喫した。その試合内容自体もショッキングなものだっ たが、それ以上に衝撃が走ったのは試合前のことだった。ウオーミングアップのシュート練習中にスペイン代表GKダビド・デ・ヘアが膝を痛めて試合を急きょ欠場。キックオフ前から存在感抜群の守護神を失う憂き目にあった。

 ケガ人続出に苦しんできた、負の連鎖が続いている。特にサイドバックは、壊滅的だ。イングランド代表DFルーク・ショーを筆頭に、DFマッテオ・ダルミアン、DFマルコス・ロホ、DFフィル・ジョーンズ、そしてサイドアタッカーのMFアントニオ・バレンシアと、MFアシュリー・ヤングが戦線を離脱している。中盤もMFバスティアン・シュバインシュタイガー、MFマルアン・フェライニに加え、1月にドルトムントから復帰したヤヌザイ・ヤヌザイまで離脱する緊急事態に陥っている。

 そして極め付きは、この日のデ・ヘアの負傷と、13日のサンダーランド戦で膝を痛め、全治6週間の診断が下ったFWウェイン・ルーニーだろう。

 

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