サッカーファミリーの思いをつなぐ! 清水MF中村慶太、行動する重要性とSNS活用法
ステイホームが続くなかでも「できることもたくさんあると分かってほしい」と説明
中村は、自分のテクニックを支えているのは中学生時代の練習だと振り返る。
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「中学生の頃は一番ボールを蹴っていましたね。とにかくサッカーが楽しくて、朝10時練習だけど9時に行ってボールを蹴って、10時から2時間練習。お昼を食べたら小学生が練習するので、16時くらいまで端っこを使わせてもらって、さらに19時からシニアの練習が始まるまでボールを蹴って、軽くご飯を食べてシニアにも混ざるみたいな。僕が言うことを聞かないから(笑)、グラウンドにいる間は照明を消さずにつけてくれていたので、23時くらいまでやってました。技のアイデアに関しては……練習量、こだわった量が体に染みついて、それが形になってどんどん湧いて出てくるのかなと思います」
ひたすらボールを触り、あらゆるボールタッチに挑戦していたという中村。ステイホームが続く限られた環境のなかでも、「それを言い訳にしてほしくない」と子供たちにメッセージを送る。
「家の中でもボールタッチは全然磨けます。僕らが子供の頃以上にYouTubeとか動画での材料はたくさんある。リフティングも時間を考えながらであれば、近くの公園に行ってできること。たしかに環境が制限されていて、試合がない分、モチベーションの問題は否めません。ただ、できることもたくさんあると分かってほしいです。中学生だから仕方ないとかではなく、中学生でも楽しめる企画を大人やプロ選手が発信してあげないといけない。“サッカーファミリー”はつながりが大事だし、Zoomとかを上手く使って、僕自身の声で伝えられたら少なからず説得力はあると思っています」
J1リーグは7月4日に再開予定。初戦は無観客ながら同10日から観客を動員していき、新型コロナウイルスの感染状況を見つつ8月1日には50%の動員を目指す方針が発表されている。中村はサッカー少年・少女、そしてファン・サポーターと喜びを分かち合える瞬間を心待ちにしている。
「コロナウイルスの影響でリーグも約4カ月中断して、最初は無観客試合ですけど、ファン・サポーターの思いを背負って勝利にこだわりたいです。そして、普段通りに応援できる時期が来たら、清水エスパルス特有の『勝ちロコ』で喜びを分かち合いながらお祝いしたいと思うので、これからも応援よろしくお願いします」
サッカーファミリーの絆を大切にする中村。Jリーガーとしてのプレーだけでなく、オフ・ザ・ピッチでのアクションからも目が離せない。
※取材はビデオ会議アプリ「Zoom」を使用して実施。