サッカーファミリーの思いをつなぐ! 清水MF中村慶太、行動する重要性とSNS活用法

清水エスパルスのMF中村慶太【©S-PULSE】
清水エスパルスのMF中村慶太【©S-PULSE】

【中村慶太インタビュー|後編】リフティング動画投稿、元同僚とのZoom講演で発信の重要性を再認識

 新型コロナウイルスの影響で、ステイホームによるリモートワーク増加と同様、サッカー選手たちもツイッターやインスタグラム、YouTubeを駆使して積極的に情報発信している。清水エスパルスのMF中村慶太もその1人だ。

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 流通経済大4年次の2015年5月に現在のツイッターアカウントを新設した中村。当初はリツイートや流通経済大つながり、JリーガーとしてのキャリアをスタートさせたV・ファーレン長崎の試合結果など、スタンダードな内容がメインだった。しかし、特に新型コロナウイルスの感染拡大で4月16日に全国を対象に緊急事態宣言が出されて以降、リフティング動画や企画の立ち上げなど、メッセージ色が徐々に強くなっている。SNSに対する考え方も自然と変わってきたという。

「これまでは『応援ありがとうございました』とか、どちらかと言えば差支えのない文章しか書いていませんでした。でも外出自粛期間で、何を発信すれば今サッカーができない子供たちが楽しめるのかとか、内容を考えるようになりましたね。このご時世、SNSは上手く使えば非常に有効的なツールだと思うので」

 5月7日には、「SKILLCHALLENGE from KN」と題してファン参加型の企画をスタート。リフティングなど卓越したテクニックを誇る中村がチャレンジを定期的に出題し、クリア投稿の数によってランクが決まり、それに沿った特典が受けられる。「ステイホームが続くなかで、プロ選手だから影響を与えられるはず」と考えた末に、一歩踏み出した行動だった。

「中学校は全中(中学総体)、高校はインターハイが開催中止になってしまった。そこで、マネジメントの方とも話し合って、例えばスキルチャレンジをやって、それを達成できたら僕と何かを一緒にするみたいなのはどうだろう、と企画しました。

 他にも高校、大学、(V・ファーレン)長崎とずっと一緒だったアルビレックス新潟の(DF)田上大地と、中学総体の出場が決まったけど、大会がなくなってどうすればいいかと相談を受けたチームとZoom講演をしたんです。選手たちからお礼の連絡がたくさん来たので、『Twelve Football』(スポーツを頑張っている人たちをサポートすることを目的とする)に協力することを決めました。学校のグラウンドを借りている中学・高校のチームはほとんどサッカーができていない。そういう人たちに何かしたいと思いました」

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