ラモスの思う壺? 韓国代表MFの“3度蹴り退場”に英注目「気性の荒い選手を揺さぶる」
バレンシアMFイ・ガンインがラモスを3度蹴って一発退場 「監督は彼の信頼回復に苦悩するだろう」
バレンシアの韓国代表MFイ・ガンインは現地時間18日、リーガ・エスパニョーラ第29節のレアル・マドリード戦に途中出場したが、試合終了間際にスペイン代表DFセルヒオ・ラモスに背後から蹴りを入れて一発退場となった。英メディアも「イ・ガンインがショックの連続」「ラモスは気性の荒い選手を揺さぶる術も知っている」と取り上げている。
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試合はレアルが後半16分に元フランス代表FWカリム・ベンゼマが先制点を奪うと、同29分にスペイン代表MFマルコ・アセンシオが長期離脱からの復帰戦ファーストタッチでネットを揺らした。同31分にイ・ガンインは途中投入されたが、そこからベンゼマに美しいボレーで追加点を許し、0-3で迎えた後半44分に事件は起きた。
ハーフウェーライン付近でパスを受けたラモスに対して後方からタックルするも、体を入れられたためびくともせず、ボールをキープされてしまう。なんとかボール奪取を試みようとするイ・ガンインは、右足、左足で交互に蹴りを入れると、再び左足でキックをお見舞い。これがラモスの足を払う形になると、転倒したレアル主将が怒りを露わにして詰め寄り、主審は迷わずレッドカードを提示した。一発退場の判定に猛抗議したが、判定が覆ることはなかった。
英紙「ザ・サン」は「イ・ガンインがショックの連続となるチャレンジを敢行」と取り上げると、英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は「イ・ガンインが何度もラモスを切り刻んで一発退場」と見出しを打ち、「ラモスはレッドカードを全く知らないわけではないため、気性の荒い選手を揺さぶる術も知っている」と、百戦錬磨のラモスの思う壺となったことを説明している。
また、「試合は事実上終わっていたため、結果に影響することはなかったが、この一件の後、監督は彼の信頼回復に苦悩するだろう」と指摘している。前途有望な19歳の逸材だが、レアル主将に対して背後から3度もキックして一発退場になるという後味の悪い結果となった。