レアルFWベンゼマ、圧巻”ゴラッソ”で英雄プスカシュ超え クラブ通算243点「過小評価?」

レアルFWカリム・ベンゼマがプスカシュ超えの通算243点目【写真:AP】
レアルFWカリム・ベンゼマがプスカシュ超えの通算243点目【写真:AP】

ベンゼマがバレンシア戦で2点をマーク クラブ通算243得点で歴代5位浮上

 レアル・マドリードの元フランス代表FWカリム・ベンゼマが現地時間18日のリーガ・エスパニョーラ第29節バレンシア戦(3-0)で2点をマークし、クラブ通算得点で元ハンガリー代表FWフェレンツ・プスカシュ氏を抜いて歴代5位に浮上した。華麗なボールコントロールから決めた2点目はまさに圧巻のゴラッソ。32歳のベテランストライカーに対して「この世代で最も過小評価されている選手では?」の声が上がっている。

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 中断前を含め9試合連続のスタメン出場を果たしたベンゼマは後半16分にベルギー代表MFエデン・アザールのアシストからゴールネットを揺らし、3月8日のベティス戦(1-2)以来2試合ぶりの得点で試合の均衡を破った。

 さらに2-0で迎えた同41分、ベンゼマは右サイドのスペイン代表MFマルコ・アセンシオからのラストパスを右足のコントロールで浮かせてDFをかわし、宙に浮いたボールの落ち際を左足で叩いて強烈なシュートをゴール左隅に決めた。卓越した技術を詰め込んだ“ゴラッソ”で試合を決定づけた。

 ベンゼマはこの日の2得点でレアルでの通算得点を243に伸ばし、クラブ歴代得点ランクでプスカシュ氏(242得点)を抜いて単独5位に浮上した。

 スポーツ専門放送局「ESPN」のツイッターはベンゼマがゴール数でプスカシュ氏を超えただけでなく、レアルでのアシスト数ではジネディーヌ・ジダン現監督を、トロフィーの数ではポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)を上回っていることを引き合いに出し、「彼の世代で最も過小評価されている選手なのでは?」と投稿した。

 絶対的エースだったロナウド在籍時にはアシスト役に回るなど黒子としてチームに貢献してきたベンゼマ。しかし、今季は公式戦38試合で21得点とチームのリーディングスコアラーとして攻撃を牽引。あらためてその能力の高さに注目が集まっているようだ。

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