ユーベ守護神ブッフォン、圧巻の2本連続スーパーセーブに称賛 「42歳ではない」
コッパ・イタリア決勝、PK戦の末に敗れるもナポリの猛攻をファインセーブでしのぐ
ユベントスは現地時間17日、コッパ・イタリア決勝でナポリに延長戦の末に敗れ、タイトルを逃した。敗れたものの、鋭いセービングを連発してピンチをしのぎ続けた元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンに称賛の言葉が相次いでいる。
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今季2年ぶりに古巣ユベントスに復帰したブッフォンは、42歳の年齢もあり、リーグ戦ではポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーにレギュラーの座を譲ってきた。
そのなかで、ナポリとのコッパ・イタリア決勝でスタメン出場。エースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがチャンスを作れずに相手に押されるなか、ブッフォンが守備で魅せた。
まずは前半42分、セットプレーのこぼれ球を拾ったナポリのイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェがペナルティーエリア外から放った強烈なミドルを横っ飛びでセーブ。0-0で迎えた後半アディショナルタイム、コーナーキックからセルビア代表DFニコラ・マクシモビッチの打点の高いヘッドを間一髪弾くと、こぼれ球に詰めてきた北マケドニア代表MFエリフ・エルマスの約0.5メートルからの至近距離シュートも身を投げ出してコースを変え、ボールはポストを叩いてあわや失点のピンチを防いだ。
0-0のまま突入したPK戦では2-4で敗れたものの、ブッフォンの粘り強い守備は称賛に値する。
英衛星放送BTスポーツ公式ツイッター「ジャンルイジ・ブッフォン。これは超一流」が伝えれば、スペイン紙「AS」は「現実に見えず目をこする:ブッフォンの壮大なダブルセーブ」と見出しを打ち、「イタリアのレジェンドは、壮大なダブルセーブでチームをPK戦に導く。ナポリがPK戦で勝利したため、最終的にそれは無駄だった」とレポートした。また、海外サッカーサイト「BeSoccer」スペイン語版も、「ブッフォンは42歳ではない。イタリア人GKは数分間、ユベントスにとって本当の守護天使となった。ピンチでスーパーセーブを2本決め、タイトルを獲る可能性を引き延ばした」と称えている。
今年1月に42歳となったブッフォンだが、かつて世界屈指を誇った実力はまだ錆びついていない。