クラブW杯出場の31歳DF、不慮の事故で“失明危機” 「可能性は1%」の奇跡に懸けた思い
選手として現役復帰を志す強い思い―「もし、見えなかったとしても…」
「10月にクラブW杯の予選となるオセアニア・チャンピオンズリーグがあるので、オセアニアのチームに行って、片目でも復帰してやろうと思っている。先生に復帰できるか聞いたら『そんなこと言ってる場合じゃない』って怒られちゃいましたけど(笑)。もし、見えなかったとしても、パラリンピックという道もある」
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セレッソ大阪ジュニアユースからガンバ大阪ユースという“異色”の経歴を歩み、高校卒業後に海外行きを決意。イングランドなどでプレーし、一度帰国して、徳島ヴォルティスやジェフユナイテッド千葉などに所属するも2012年からは再び海外を渡り歩いた。オセアニアを中心に様々な国でサッカーを続け、どんなことに対しても挫けない大きな心を手に入れた。だからこそ、今の状況もすべてをポジティブに捉えている。松本にとっては“悪夢”ではなく、“試練”の一つ。31歳のサイドバックは必ずピッチに戻ることを信じて、今も走り続けている。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)