不可欠な存在となったミラン本田 完全復活の裏にあったガリアーニCEOへの“お侘び”とは

イタリア地元紙が報じる 「違いのあるプレーを出来ていない」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は公式戦11試合連続で先発出場を果たし、14日の本拠地ジェノア戦で1得点1アシストの活躍を見せたが、2016年シーズンの好調ぶりの背景には2014年1月のミラン移籍に尽力した強化責任者への禊の懺悔があったようだ。イタリア地元紙「トゥット・スポルト」が報じている。

 ミランの強化責任者アドリアーノ・ガリアーニCEOは本田と意見交換することを明らかにしているが、記事によると、15か月間ゴールから遠ざかっていた1月に本田はガリアーニ氏に謝罪したという。

 記事によると、「本田は1月の初めに、ガッリアーニに会った。そこで『まだ違いのあるプレーを出来ていない』と詫びた」とレポートし、本田の言葉を紹介している。

 その時期の本田は確執が伝えられたシニシャ・ミハイロビッチ監督からの信頼をつかんで試合出場が増加し、黒子の役割で奮闘。しかしアタッカーとして何よりも求められるゴールは、2014年10月から遠ざかっていた。背番号10に本来求められる「違い」を、ピッチ上で示すことができていなかった。

 そんな“お詫び”を受けたガリアーニ氏は公の場で自ら移籍金ゼロで獲得した背番号10を擁護氏続けた。「プラティニだってユベントスで初めの年には、少ししか活躍しなかった」と、1980年代にフランス代表のエースだった男の名を挙げ、寛大な姿勢を見せてきた。

 

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