レアル、久保建英の“スペイン滞在”を切望 逸材コンビにスペイン紙注目「二つの宝石」
久保とMFレイニエルを現地紙がピックアップ、スペインでの継続プレーを望むレアル
レアル・マドリードは近年、将来有望な若手選手の補強に力を入れている。そうしたなかでスペイン紙「マルカ」が今季新加入のU-23ブラジル代表MFレイニエル・ジェズスと日本代表MF久保建英を「二つの宝石」と称し、未来のレアルを牽引する存在としてピックアップした。
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レアルは今季開幕までにチェルシーから念願のターゲットだったベルギー代表FWエデン・アザールを獲得。そうした銀河系軍団の路線も継続しつつ、セルビア代表FWルカ・ヨビッチやブラジル代表FWロドリゴ、久保といった10代から20代前半の若手選手も積極的に補強してきた。1月にはフラメンゴから“新たなカカ”とも形容される18歳のU-23ブラジル代表MFレイニエルの補強にも成功した。
レンタル中のノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(レアル・ソシエダ)やモロッコ代表DFアクラフ・ハキミ(ドルトムント)などの注目株も多いレアルの若手の中から、マルカ紙はレイニエルと久保を取り上げ、「レアル・マドリードがラ・リーガ・サンタンデールに残ることを望んでいる二つの宝石」と称している。
2人には将来を期待されている選手という他にも共通点がある。それが外国人枠を争うライバルということだ。
6年契約で加入したレイニエルは来季ローン移籍することが確実視されている。過去にスペイン代表DFダニ・カルバハルのローン移籍などで良好な関係を築いているレバークーゼンが関心を持っているという。
ただし、その場合はスペイン国籍の取得が遅れることが問題として浮上する。レイニエルがスペイン国籍を取るまでには2年間スペインに居住する必要がある。
一方の久保も同じくEU外選手枠の問題が障壁となる。久保の場合はスペイン国籍取得までに継続して10年間スペインに居住する必要があるとされ、レイニエルよりもハードルは高いが、引き続きスペインでプレーすることをレアルは望んでいるという。
ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールはすでにスペイン国籍の目処が立ったが、FWロドリゴやDFガブリエル・ミリトンといったブラジル人選手と今後もEU外選手枠を争うことが予想される
世界中から将来有望な選手が集まってくる名門レアル・マドリード。久保やレイニエルはこの激しい競争を勝ち抜き、トップチームでの出番を手にすることができるだろうか。