バルサ指揮官、“不発”の仏代表FWグリーズマン擁護 「我々にとってとても重要な存在」
セティエン監督はオフ・ザ・ボールの動きによる貢献を強調
バルセロナは現地時間16日に開催されたリーガ・エスパニョーラ第29節レガネス戦で2-0の勝利を飾り、首位の座をキープした。17歳の新鋭でU-23スペイン代表FWアンス・ファティの先制弾、エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの2試合連続ゴールで勝ち切った一方で、ノーゴールに終わったフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンについてキケ・セティエン監督が擁護したと、スペイン紙「マルカ」が伝えている。
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無観客試合ながら3カ月ぶりに聖地カンプノウのピッチに立ったバルサイレブン。しかし最下位ながらハビエル・アギーレ監督のもとで手堅い守備ブロックを構築してきたレガネスに対してなかなかゴールチャンスを作れない。そのなかで打開したのはファティとメッシだった。
前半42分にファティが鮮やかな右足ミドルシュートを決めて先制点をゲット。リードを奪ったバルサは後半24分にウルグアイ代表FWルイス・スアレスとのワンツーから抜け出そうとしたメッシがペナルティーエリア内で倒されてPKをゲット。これを決めて試合を決定づけた。
しっかりと主役が活躍を見せて勝利したなかで、波に乗り切れなかったのがグリーズマンだ。メッシのシーンの直前でゴールネットを揺らしたものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によって得点は認められないなど、ツキに見放された。
「このチームでプレーするのは簡単ではないんだ。特に(相手がゴール前に)ものすごく多い人間をかけてきたとき、スペースを見つけるためにとてもいい動きを見せなければならない。グリーズマンは我々にとって立派な仕事をしてくれている。ゴールネットを揺らしたが除外された。しかし彼は我々にとってとても重要な存在なのだから」
ゴール前で防壁を築いていたレガネスに対して、背番号17のオフ・ザ・ボールの動きが効いていたと指揮官は強調した。昨夏、鳴り物入りでアトレティコ・マドリードから加入したものの、リーグ戦でのゴール数は「8」にとどまるなど、グリーズマンには何かと雑音が多い。セティエン監督としてはメッシ、ファティらの活躍の一方で、フランス人ストライカーのモチベーション維持に腐心しているのだろう。
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(FOOTBALL ZONE編集部)