久保建英は「マジョルカの危険な存在」 地元紙は交代に疑問符「最も打開力のある選手だった」
ビジャレアル戦は0-1敗戦 久保は先発出場し、後半15分に途中交代
マジョルカは現地時間16日、リーガ・エスパニョーラ第29節でビジャレアルと対戦し、0-1で敗れた。日本代表MF久保建英は5試合連続の先発出場を果たし、チームの攻撃をけん引。地元紙「ディアリオ・デ・マジョルカ」は「タケ・クボ:マジョルカの危険な存在」として、存在感を増す久保について伝えている。
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リーガ・エスパニョーラは新型コロナウイルスの影響で約3カ月もの期間中断されていたが、今月11日から再開。マジョルカは13日に再開初戦でバルセロナ戦をホームに迎え、0-4と大敗を喫していた。中2日で臨む敵地でのビジャレアル戦では、守備的な5-4-1システムを採用し、久保は右サイドハーフに配置された。
再開後初勝利をつかみたいマジョルカだったが、前半16分に先制を許してしまう。そのなかで久保は直接FKからシュートを狙うなど奮闘したものの、後半15分に途中交代。チームはバルセロナ戦に続き、無得点で敗戦となった。
地元紙「ディアリオ・デ・マジョルカ」は「タケ・クボ:マジョルカの危険な存在」と見出しを打ち、ビジャレアル戦でも存在感を発揮した久保を特集。「ビセンテ・モレノ監督は、マジョルカのベストプレーヤーだった久保を60分に下げて驚きを与えた」として、指揮官の決断に異議を唱えている。
「次節のレガネス戦を見据えた指揮官の判断だったのかもしれない。しかし、30分を残した状況、ビジャレアルを相手に接戦を演じていたことを考えれば、注目される決断となることは避けられない。久保はバルサ戦ほどの輝きこそなかったものの、今節もチームで最も打開力のある選手だった」
モレノ監督の真意は定かではないが、久保にはより長時間のプレーが望まれていたことは間違いない。同紙は「若き日本人は中断期間が明けてからの主役となり、不動の役割を持っている。チームの攻撃をけん引し、マジョルカの危険な攻撃はほとんど彼から生まれていた」とも綴っており、その評価はすでに中心選手としてのものとなっている。
次節のレガネス戦は再び中2日、現地時間18日に開催される。過密日程が続くなか、久保はチームを勝利に導くプレーを見せられるだろうか。