Jリーグ、今季の賞金”約8億円”を50%減額へ 試合開催の可否判断は基準「選手14人」に決定
Jリーグは16日に臨時実行委員会を開催
Jリーグは16日、臨時実行委員会を開催し、村井満チェアマンがウェブ会見に出席した。15日にはJ1~J3の今季対戦カードが決定。J2、J3は27日から、J1は7月4日から再スタートを切る。そのなかでこの日の臨時実行委員会では、今後の「試合開催可否判断」の基準や、「賞金・表彰」の減額について議論されたという。試合開催の基準人数は「選手14人(GK1人含む)」と設定され、また、賞金は50%に減額されることとなった。
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世界中に蔓延する新型コロナウイルスの影響で、Jリーグは2月にJ1、J2の開幕節を迎えたあと、中断が決定。その後、4月25日にJ3、5月2日にJ2、5月9日にJ1が再開予定だったが、4月3日に白紙に戻すことで合意した。また4月から5月にかけて政府から緊急事態宣言が出されたため、再開時期は未定のままだった。
そんななか、緊急事態宣言も解除され、ようやく再開日程が決定。すでに各クラブは入念なウイルス対策を講じて、練習を再開している。選手のフィジカル的な負担も考慮して、1カ月以上の練習期間を確保したうえで、リーグ戦は6月27日にJ2とJ3から始め、J1は7月4日から行う。再開から2試合は“無観客”の「リモートマッチ」で行われるものの、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら7月10日から観客を5000人またはスタジアムの50%(人数の小さいほう)を動員する「超厳戒態勢時」と、8月1日からは50%の動員を目指す「厳戒態勢時」に分けて、段階的に有観客試合を開催する。
そのなかで、この日の臨時実行委員会では、試合開催の可否判断するための基準が決定。移動時や試合前の検温で37.5度以上となった場合はエントリー不可となり、試合開催可否に関しては「選手14人でGK1人含む(第1種登録選手)」がエントリーされることが判断基準となる。またJ3のU-23チームは第2種登録選手、特別指定選手を含む。
この判断基準が2日前の正午に下回ることが想定されるならJに連絡し、臨機応変な対応を取りながら最終的にはチェアマンが判断を下す。また、審判に関しても「主審及び副審2人」が試合開催の条件となる。
さらに、今季の賞金・表彰については、Jリーグ、ルヴァンカップ、フェアプレー賞や個人賞を含めて約8億円の賞金50%減額が決定。減額された約4億円はクラブの補填の対象となり、強化配分金については今後も議論を進めていく。
この日の決定事項は今後の理事会で正式に承認される見込みだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)