先発フル出場の久保、ゴールへの積極性を物語る「シュート数」に注目

　日本代表MF久保建英が所属するマジョルカは現地時間13日、リーガ・エスパニョーラ第28節でバルセロナと対戦し、0-4で敗れた。先発フル出場を果たした久保は、積極的にゴールへ迫るプレーを披露したなか、データ分析会社「Opta」は「両チーム最多」と「今季自身最多」となる日本人アタッカーの“奮闘”データを紹介している。

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　新型コロナウイルスの影響により3月中旬からシーズンが中断していたなか、スペインでは11日から無観客でリーグ戦が再開。マジョルカは本拠地でバルセロナを迎え撃ち、久保は右サイドハーフで先発した。

　試合は、首位バルセロナが強さを誇示する展開となる。開始１分、チリ代表MFアルトゥーロ・ビダルに被弾。前半37分にデンマーク代表FWマルティン・ブライトバイテ、後半34分にスペイン代表DFジョルディ・アルバ、後半アディショナルタイムにアルゼンチン代表FWリオネル・メッシにゴールを奪われ、終始劣勢を強いられた。

　そのなかで孤軍奮闘とも言えるパフォーマンスを披露したのが、6月4日に19歳となったばかりの久保だ。データ分析会社「Opta」は公式ツイッターで「久保建英は第28節バルセロナ戦で、両チーム最多となるシュート数（4本）、枠内シュート数（3本）を記録」と伝え、ゴールへの積極性を物語るデータを紹介した。

　かつてバルセロナの下部組織に所属していた久保は古巣戦で際立つデータを残し、「同選手が今季1試合で記録したシュート数としては自身最多だった。奮闘」と称えている。

　19年夏にFC東京からレアル・マドリードへ完全移籍した久保は、シーズン開幕直後にマジョルカへ1年間の期限付き移籍。バルセロナ戦を含めて、リーグ戦25試合3ゴール2アシストの結果を残している。大敗を喫したものの、“自己最多データ”で成長を示した形だ。