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マンチェスター・Uが弱り目にたたり目 オランダ代表FWファンペルシに手術の可能性が浮上
過去の自分からしっぺ返し
今季公式戦勝ち星のないマンチェスター・ユナイテッドに、追い打ちを掛けるアクシデントが起こった。チームの得点源であるオランダ代表FWロビン・ファンペルシが昨シーズンから抱える左ひざの故障で手術に踏み切る可能性が浮上した。英紙「デイリーミラー」が「マンチェスター・Uのファンペルシに、ファンハールがワールドカップ(W杯)前に受けないように説得した手術の必要性」と報じた。
記事によると、ファンペルシは30日のバーンリー戦で先発し、後半28分に交代するまでプレーしたが、クラブ側は左ひざ靱帯(じんたい)の修復手術を受けなければ、100%のコンディションには戻らないと分析しているという。
ファンペルシは、昨年2月の欧州チャンピオンズリーグのオリンピアコス戦(3-0で勝利)で左ひざを損傷した。当時のデイビッド・モイーズ監督は完治のために手術を望んだが、当時オランダ代表だったファンハール監督がファンペルシとクラブに対し、手術を回避するように説得したという。もしも手術に踏み切った場合は、ブラジルW杯出場が絶望的になるために、保存療法によるリハビリを勧めたというのだ。
モイーズ前監督はファンペルシの保存療法による復帰を待つ間に、4月に解雇されてしまった。だが、解任前にパリ・サンジェルマンからウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニを獲得するため、負傷したオランダ人FWの放出を検討していたされる。
今季新監督に就任したファンハールは開幕戦でマンチェスター・Uとして1972年以来となる黒星を献上し、チームは現在1敗2分けといきなりスタートからつまずいた。さらに、リーグカップも3部のMKドンズ相手に0-4で惨敗。もしも、エースが手術に踏み切れば、長期離脱を余儀なくされることになる。過去の自分からしっぺ返しを食らう格好となったファンハール監督はさらなる窮地に立たされることになるだろう。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web