武藤嘉紀は「上品な貴族? 気難しい歌姫?」 “表裏一体な特徴”に英紙注目「奇妙な事例」
ニューカッスルで苦境の武藤を特集 ポポヴィッチ監督らのコメントも紹介
ニューカッスルのFW武藤嘉紀は、プレミアリーグで2年目のシーズンを戦っている。不遇の続く状況に、英メディアは「上品な貴族? 陰気な歌姫? 武藤嘉紀の奇妙な事例」と見出しを打ち、日本人アタッカーの“表裏一体な特徴”にスポットライトを当てている。
新型コロナウイルスの影響により3月中旬から中断を余儀なくされていたプレミアリーグ、感染拡大が落ち着いてきたため、今月17日に再開が決定している。ニューカッスルは21日に再開初戦でシェフィールド・ユナイテッドとの対戦を控えている。
2018年にニューカッスルに加入した武藤は、1年目のリーグ第8節マンチェスター・ユナイテッド戦でリーグ戦初先発を飾り、強烈なヘディング弾を叩き込んで初ゴールを決める。しかし、その後は次第に出場機会を失うと、獲得を要望したラファエル・ベニテス監督が昨季限りで退任して以降は事実上の構想外となっている。
今夏の退団が取り沙汰されている武藤だが、英地元紙「クロニクル・ライブ」は「上品な貴族? 気難しい歌姫? 武藤嘉紀の奇妙な事例」と見出しを打ち、「2018年にやってきてから、この日本代表はクラブでも国でも忘れ去られし男となった」と綴っている。
記事では、FC東京時代に共闘したランコ・ポポヴィッチ元監督のコメントを紹介。「武藤は貴族のようだ。恵まれた家族で、すべての選手と異なる素質を備えている。素晴らしい教育が施されており、大学にも通っていた。非常に頭も良い」と優秀な人物像を強調していた。
一方、ドイツ大手紙「キッカー」のゲオルグ・ホルツナー記者のコメントも取り上げている。同氏は武藤を「ボックス内で強みを発揮し、背丈の割にヘディングも非常に強い」としたうえで、「武藤は少し気難しい歌姫のようなところがある。あらゆる状況が揃ってがフィットしていなければならない。ただ、イングランドのサッカーはブンデスとは異なる」と指摘していた。
武藤にとって、終盤戦は正念場となる。出場機会を掴み取り、結果を残して評価を覆すことができるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)