5年越しのリベンジへ 手倉森ジャパンのDFリーダーがリオ五輪で誓う王国ブラジル代表との再戦
「ブラジルと当たるまで勝ち続けたい」
今回の五輪代表世代のメンバーには、リオでの大会に特別な思いがあるという。それは、2011年のU-17ワールドカップ準々決勝で、ブラジルに2-3と接戦の末に敗れたことに起因する。
「あの時に、ベスト8でブラジルに負けてしまったのを覚えている。その借りを返したいし、ブラジルで開催されるので、そこで返したい。やっとチャンスが来たので、ブラジルと当たるまで勝ち続けたい」
熱い思いを最初にぶつけるのは、リーグ開幕のガンバ大阪戦になる。それも、新しく完成した市立吹田スタジアムでの敵地開幕とあって、モチベーションを大いに高めている。
「開幕がガンバ戦ということで、非常に良い相手だし、間違いなくレベルの高い試合になる。本当に楽しみ。新しいスタジアムということで、その歴史の第一歩に鹿島の名前を刻みたい」
植田自身にとって、勝負のシーズンの開幕が間近に迫っている。日本期待の若手センターバックは、自らの力で世界への挑戦権を得るつもりだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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