川島所属のダンディーU会長が成績不振で謝罪 11位と勝ち点13差の最下位に沈む

抜け出せないトンネル

 元日本代表GK川島永嗣所属のダンディー・ユナイテッドは、スコットランド・プレミアリーグの第25節を終え、勝ち点14しか獲得できず12チーム中最下位に沈んでいる。11位のキルマーノックとの勝ち点差は13という成績不振に陥った、クラブの会長がサポーターに謝罪するという異常事態に発展している。

 ダンディーUは、17日にマザーウェルと対戦して0-3と完敗。今季17敗目(3勝5分)を喫した。冬の移籍市場で日本代表GK川島らを補強したが、調子が上向く気配は見られていない。

 ダンディーUのスティーブン・トンプソン会長は、マザーウェル戦の惨敗を受 けてクラブの公式サイトでサポーターに向けた謝罪声明を発表した。

「マザーウェル戦でのひどいパフォーマンスについて、クラブの会長としてはダンディー・ユナイテッドのサポーターに謝罪したいと思っています。現在のプレミアリーグ最下位で、これは誰にとっても受け入れがたいものです。いかなる状況であったとしても、ダンディー・ユナイテッドがいるべき場所ではない」

 ここ1年のうちに、スコットランド代表MFギャリー・マッケイ=スティーブンら主力3選手を国内のライバルであるセルティックに売却した影響も大きく響いている。トンプソン会長も補強策の失策を認めていた。それでも「クラブのプレミアシップでの地位を保つため、そして選手たちのプロとしての名声を取り戻すためあと13試合残っている」と、残り試合での奇跡の残留を果たすべく、選手たちにエールを送っていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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