「紙吹雪のよう」 リーガ再開戦、FIFA20使用のバーチャルファンに海外注目「ざわめきが…」

無観客で再開されたセビージャ対ベティスの現地での様子【写真:AP】
無観客で再開されたセビージャ対ベティスの現地での様子【写真:AP】

セビージャ対ベティスでリーガが再開

 新型コロナウイルスの影響で約3カ月間中断していたリーガ・エスパニョーラは現地時間11日に再開を迎え、セビージャ対ベティスの”アンダルシアダービー”が無観客試合で開催された。本拠地のセビージャが2-0で快勝を収めたこの一戦では、スタンドを埋め尽くすバーチャルサポーターが実現した。一部では「紙吹雪のようだった」とクオリティーを揶揄する声も挙がっていたようだ。スペイン紙「マルカ」が報じた。

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 長い中断期間を経て、ようやくスペインにもサッカーが戻ってきた。

 リーガ再開の口火を切った一戦はホームのセビージャが2-0で快勝を収めた。すでに再開しているドイツなどと同様にこの試合も無観客で行われた中継映像ではサッカーゲームシリーズ「FIFA20」のグラフィックを使ったバーチャルサポーターをスタンドに投影する新しい試みがなされた。

 「マルカ」紙はこの取り組みについて「これが今のところの新しいフットボールだ」と紹介。「スタンドはバーチャルのファンで埋め尽くされ、テレビ中継でも試合中を通じて観衆のざわめきが流れていた」と報じた。

 その一方で、バーチャルサポーターのクオリティーに関しては不満が残るものだったようで、同紙は「紙吹雪のようだった」と揶揄するようなコメントも一部から挙がっていたと伝えている。

 ドイツではボルシアMGがダンボールにファンの顔写真を貼り付けたダンボールサポーターを作成して話題を呼んだ。デンマークではオーフスGFが本拠地スタジアムのピッチ脇に大型ビジョンを配置し、サポーターをZoom上に招待するバーチャルスタンドを設置。スペインでのバーチャルサポーターも含め、無観客試合での開催が余儀なくされている社会情勢のなかで各国が様々な取り組みを行っている。

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