ボアテングが練習で華麗なゴラッソをマーク「俺は準備ができている」

　トルコ1部ベジクタシュの元ガーナ代表MFケビン＝プリンス・ボアテングが、自身の公式ツイッターを更新した。ゴール裏から飛んできた低空のボールを、体を捻りながら右足ヒールでトラップし、そのまま落ちてきたところを右足ボレーでフィニッシュ。鮮やかなドライブシュートがゴールに突き刺さり、「とてつもない！」「1000回は見てください」と海外メディアも騒然となっている。

　ACミランやバルセロナでもプレー経験のあるボアテングは、昨夏にフィオレンティーナへ完全移籍。今年1月末にベジクタシュへシーズン終了までのレンタルとなり、新型コロナウイルスによる中断までにリーグ戦6試合で2ゴールを記録している。

　トルコ1部は現地時間12日からリーグ再開が決まっており、ベジクタシュは13日に本拠地でアンタルヤスポルと対戦予定。そのなかでボアテングは11日、ツイッターで「俺は準備ができている」と綴り、一本の動画をアップした。

　映像はシュート練習のワンシーンで、ゴールライン際からスタッフが蹴った低空のボールを、軸足の裏を通して右足ヒールでトラップ。浮き上がったボールの落下点に素早く入り、右足を振り抜く。強烈な一撃はゴール左上隅に向かったが、ゴール前で大きく下に落ちてそのままネットに突き刺さった。

　ボアテングも思わずカメラ目線でドヤ顔を決める渾身のゴール。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が「とてつもない！　プリンス・ボアテングから魔法」と報じれば、米スポーツ専門局「ESPN」の情報番組「スポーツセンター」公式ツイッターも「とんでもないゴラッソは何を残した？　1000回は見てください」と驚きを持って伝えている。

　ベジクタシュはUEFAヨーロッパリーグ予選圏内の4位まで5ポイント差の5位。再開後、ボアテングの活躍に大きな期待が懸かることになりそうだ。