帰ってきた天才児の誓い セレッソ新主将柿谷「やりきれば絶対に優勝して昇格できる」

バーゼルから1年半ぶりの復帰

 柿谷曜一朗が2014年夏にスイス強豪バーゼルへ移籍後、約1年半ぶりにJ2セレッソ大阪に戻ってきた。一から出直しを期した天才児がシーズンの開幕を迎える。18日のJリーグプレスカンファレンスに、新シーズンの主将として出席した柿谷は、「セレッソでのプレーには特別な思いがある」と万感の表情。今季のJ2優勝とJ1昇格を誓っている。

 「この場に来て懐かしい感じだし、開幕が近づいている感じがする」と語った男は久しぶりに桜色のユニフォームに袖を通した。「素材も変わっているけど、着心地が良いユニフォーム。これを着て、早く試合をしたい」と、開幕を待ちわびている。

 スイス移籍後もセレッソの状況を気に懸けていたという柿谷。幼少期から下部組織で育ち、クラブ史上最年少の16歳でデビューしたクラブに「セレッソでプレーすることには特別な思いがある。自分が育ったチームですから」と、クラブへの愛着を口にした。

 昨季はJ1昇格プレーオフの決勝で敗れ、ギリギリのところで昇格を逃した。そのチームに、どのようなプラスアルファをもたらすのかと問いかけると、「それが分かっていれば、簡単に上がれると思いますけど」と言いつつ、言葉を重ねた。

「去年もやり切ったと思うし、今年もやり切ればいいと思う。ただ、やり切れば俺らは絶対に優勝して昇格できる自信がある。そこだけだと思う」

 

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