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FIFA、今夏移籍の“臨時レギュレーション”発表 1シーズン3クラブでのプレーも可能に
コロナ禍でシーズン終了がズレ込み、特例が認められることに
国際サッカー連盟(FIFA)は新型コロナウイルスの影響で中断となったサッカー界の夏の移籍に関する臨時レギュレーションを発表。各リーグは今シーズン閉幕を前に移籍ウィンドウを開始するこが認められた。さらに選手が1シーズンに3クラブでプレーすることも可能となったという。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
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新型コロナウイルスのパンデミックにより、欧州リーグの大半は3月中旬から中断している。5月中旬にブンデスリーガが先陣を切って再開し、6月からスペインのリーガ・エスパニョーラやイングランドのプレミアリーグ、イタリア・セリエAなども再開予定となっている。
シーズン終了は例年に比べて2カ月ほどの遅れが見込まれており、通常7月から8月末まで開かれている夏の移籍ウィンドウの期間も変更される。FIFAは今シーズンに関して、シーズン終了を前に移籍ウィンドウをオープンすることを許可したという。
また、選手は本来同一シーズン(7月から翌年6月までの1年間)に2クラブまでしかプレーすることはできなかったが、今季(19-20シーズン)終了が7月までずれ込む可能性があるため、来季(20-21シーズン)は特例で同一シーズンに3クラブでプレーすることが許可される。
このケースに関しては、「ESPN」英国版が現在ベンフィカでプレーするU-21ポルトガル代表MFフランシスコ・トリンコンを例に挙げている。同選手はすでに来季のバルセロナ加入が決定済みの状況だが、中断期間の影響で7月以降もベンフィカでプレーする可能性がある。その後にバルセロナへ渡り、来年1月の移籍市場で再び新たなクラブに移籍したとしても計3クラブでプレーすることが可能となる。
なお、移籍ウィンドウの期限について最終的な決定権はFIFAではなく各サッカー協会に委ねられるという。
報道によれば、イングランドサッカー協会は移籍ウィンドウ8月から10月に移行させることで他国リーグと合意を取るために協議しているという。プレミアリーグの最高経営責任者であるリチャード・マスターズ氏は7月25日まで新規選手との契約はできないと発言していることもあり、シーズン終了前に移籍が行われる可能性は低そうだ。
シーズンの打ち切りが決まり、すでに国内での移籍は認められているフランスも、国際的な移籍ウィンドウについてはイングランドと同様に8月から10月に移行させる構えだという。その一方でイタリアは9月1日から10月5日までと設定しているという。
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(FOOTBALL ZONE編集部)