クロップ監督、母国バイエルンで指揮? リバプールOB、名将のキャリアを予想
元イングランド代表MFマクマナマン氏、「バイエルンを指揮する姿を想像できる」
リバプールのレジェンドとして知られる元イングランド代表MFスティーブ・マクマナマン氏が、現在古巣を率いるユルゲン・クロップ監督について、最終的には母国でバイエルン・ミュンヘンを指揮する可能性があると指摘した。英紙「デイリー・スター」の独占インタビューで語っている。
2008年から7年間にわたりドルトムントを指揮したクロップ監督は、10年にセレッソ大阪から獲得したMF香川真司(現サラゴサ)を筆頭に、元ドイツ代表DFマッツ・フンメルス、同MFマリオ・ゲッツェ、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(現バイエルン・ミュンヘン)ら数多くの選手をトッププレーヤーに成長させ、リーグ2連覇を達成。2011-12シーズンにはクラブ史上初の2冠を成し遂げた。
その後、15年10月にリバプール監督に就任。クラブはそれまで低迷していたが、セネガル代表FWサディオ・マネやエジプト代表FWモハメド・サラーらを獲得してテコ入れに着手すると、縦に速いサッカーを定着させて、昨季に14年ぶりのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を果たした。今季はプレミアリーグ首位を独走。新型コロナウイルスによりシーズンは中断しているものの、1月に日本代表MF南野拓実を加えたチームは30年ぶりのリーグ優勝まで“マジック2”に迫っている。
1990年から約10シーズンにわたりリバプールで活躍したマクマナマン氏は、クロップ監督について「彼は本当にリバプールとプレミアリーグを熱愛していると思う」とする一方で、こう続けている。
「しかし、ドイツに戻って、バイエルン・ミュンヘンを指揮する姿を想像できる。クラブの経営の仕方、ドイツ人マネージャーの扱い方を考えれば、その可能性は除外できないだろう。数年前のバイエルンは終わりかけていたが、今はより経験豊富な選手らと多くのハングリーな若手選手を擁している」