吉田麻也、サウサンプトン時代の同僚ファン・ダイクに”嫉妬” 「彼は生まれつきの強さを…」
吉田麻也が元同僚のファン・ダイクについて言及
サンプドリアの日本代表DF吉田麻也がリバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクについて海外メディアのインタビューで語った。サウサンプトンでチームメートだったからころからすでに「素晴らしい選手だった」と称賛した。
ファン・ダイクは2011年にオランダのフローニンゲンでプロデビュー。2013年にスコットランドの名門セルティックへ移籍して頭角を現すと、15年にサウサンプトンに加入。さらに18年1月には当時のDF史上最高額となる7500万ポンド(約103億円)でリバプールへとステップアップを果たした。今や世界最高のセンターバックとの評価を確立し、昨季のバロンドール投票ではバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに次ぐ2位に入った。
2010年から12年までVVVフェンロでプレーしていた吉田は、オランダリーグ時代のファン・ダイクとも対戦経験があり、その後にサウサンプトンでチームメートとなった。
衛星放送「FOXスポーツ」アジア版の記者、ガブリエル・タン氏とのビデオ取材に応じた吉田は、サウサンプトンでプレーしていた当時からファン・ダイクが世界最高のDFになれると感じていたかと聞かれると笑顔を浮かべて「イエス」と回答。強さだけでなく、高い技術やリーダーシップも持っているセンターバックはイングランドで再会した時点ですでに完成度の高い選手だったと語った。
「彼のことはフローニンゲンにいた時から知っていた。その時からすでに大きくて、フィジカル的にフィットしていた。集中力を欠くことが時々あったけど、サウサンプトンで再び会った時にはすでに素晴らしい選手だったよ」
また、吉田はサウサンプトン時代にファン・ダイクが練習後にジムでのトレーニングやリカバリーをほとんど行わず、誰よりも先に帰宅していたというエピソードも明かした。それでもファン・ダイクは身長190センチを超える巨体と強靭な肉体を誇るだけに、吉田はジェラシーを感じることもあったとしたうえで「彼は生まれつきの強さを持っていた」と振り返っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)