ミラン番記者が本田の質の高いプレーに感嘆 真骨頂と語る「リエントロ」とは

1得点1アシスト以上に素晴らしかったもの

 リエントロとはカウンターを受けた際の帰陣のスピード、切り替えの速さだ。シーズン当初にもシニシャ・ミハイロビッチ監督が黒子役、泥仕事を高く評価していたが、攻撃で結果を出した試合においても、縁の下の仕事ぶりは評価すべきだという。

「ミハイロビッチ監督は、本田には『もっと決定力のあるプレーを期待している』と話していた。もっとシュートを狙うことを要求し、最高の働きをした。4-4-2システムの右サイドハーフのポジションを本田が受け入れたことで、ミランに常に重要なエレメントになった。そしてこれから、さらに重要な選手になれる。ここから13試合、ナポリ戦、イタリア杯のアレッサンドリア戦でこのままいいプレーを続ければ、ミランは本田とともに飛翔できる」

 現在6位のミランだが、公式戦9試合無敗が続いている。来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を得られる3位フィオレンティーナとの勝ち点差は6と、まだまだ逆転可能な数字だ。ミハイロビッチ監督の信頼と定位置を確保した感のある本田とともに、ミランは上昇気流に乗っていくと、長年チームを見つめ続ける番記者は確信している。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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