独代表FWヴェルナー、チェルシー移籍決断の理由は? リバプールの“問題”をOB指摘
オーウェンはチーム状況の違いに言及 「チェルシーのほうが彼を必要としていた」
リバプールOBの元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏が、リバプールへの加入が目前と報じられていたドイツ代表FWティモ・ヴェルナーのチェルシー移籍の報道を受け、自身の見解を語っている。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
ヴェルナーとリバプールは、相思相愛のように報じられていたが、契約がまとまる前にチェルシーがヴェルナーを獲得したとされている。オーウェン氏は、リバプールが“ある問題”を避けるために獲得を見送ったと考えているようだ。
今季のブンデスリーガで25得点を挙げているヴェルナーは、多くのトップクラブから注目されていた。リバプールが5000万ポンド(約68億円)の契約解除金を前に交渉が止まったのに対し、チェルシーはこの金額を支払う見込みであり、現在は移籍先の最有力となっている。
その一方で、リバプールには、エジプト代表FWモハメド・サラー、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ、そしてセネガル代表FWサディオ・マネといった選手が攻撃陣を彩り、さらにベンチにもベルギー代表FWディボック・オリギが控えている。仮にヴェルナーが加入した場合、どのように起用していくのかは疑問視されていた。
オーウェン氏も「まさに、それが問題だ」と同調し、次のように分析する。
「リバプールは、それほど遠くない過去にディボック・オリギと長期契約を結んだ。誰かが怪我をした時のバックアップとしての意味合いが強い。ヴェルナーはトップレベルの選手だ。クロップ監督は4番手としてヴェルナーを獲得できるなら、欲しかっただろう。でも、バランスは見ないといけない。現時点での経済的な状況を考えても、チェルシーのほうが彼を必要としていたのだろう」
そして、「ヴェルナーは、リバプールへ行くことも望んでいたはずだ。でも、このタイミングでは、チェルシーが彼をより必要としていて、最後の一歩を踏み込んだんだろう」と、契約解除金の満額を支払うかで交渉が滞った古巣をフォローした。
記事では、ヴェルナーの契約解除金条項が無効になる現地時間15日までに、チェルシーへの移籍が正式に発表されるだろうとも伝えられている。将来を嘱望されるストライカーのプレミア挑戦は、来季の楽しみの一つとなりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)