ストレッチ動画で“講師”も担当 INAC吉田凪沙がピッチ外で見せる女子アスリートの顔

同僚との3ショット【写真提供:INAC神戸レオネッサ】
同僚との3ショット【写真提供:INAC神戸レオネッサ】

「人前に出る時は女性らしく。Jリーガーにはない、女子選手だからできることなので」

「ストレッチ動画では、メニューが終わるたびに毎回『終わりです』と言うんですけど、それでイジられることはたまにありました(笑)。インスタグラムの質問箱で『ストレッチやります』と言ってくれた方が何人もいて、やっぱり反響があるとやりがいがあります。(八坂)芽依とは比べものにならないですけど、ファンの方からインスタライブもしてくださいという声を頂いたりするので、今年はSNSも頑張ってやっていけたらなと思います」

 すでになでしこリーグ、チャレンジリーグ(3部相当)で5年間プレーしてきた吉田も、まだ23歳と大卒で言えば社会人2年目の“若手”。FW岩渕真奈やDF鮫島彩らなでしこジャパン(日本女子代表)の常連組を多数擁する注目度の高いINACに移籍したことで、女子アスリートとしてのこだわりを持つようになった、と変化を明かす。

「正直、これまではほとんど(女子アスリートとしての)こだわりはなかったんです。INACに入って半年くらいは眉毛も書いていませんでした(苦笑)。でも、芽依とか本当にしっかりしているし、(昨年10月26日の)自分の誕生日をきっかけに女性としてスッピンはダメだなと。眉毛ないってよくイジられていたんですけど(笑)、ちゃんと眉毛くらいは書こうかなと思うようになって、人前に出る時は顔を綺麗にして、女性らしくと心がけています。男子のJリーガーにはない、女子選手だからこそできることなので」

 ゲルト・エンゲルス新監督の下、ボランチだけでなく、最終ラインにも挑戦しているピッチ上の活躍に加え、オフ・ザ・ピッチで吉田がどのような“自分のカラー”を出していくのかにも注目が集まる。

※取材はビデオ会議アプリ「Zoom」を使用して実施。

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